■奇跡のレーシック:目に疾患がある時のレーシック


■奇跡のレーシック:目に疾患がある時のレーシックブログ:140427


「今日の13時ごはん、何がいい?」
ミーはパパに尋ねた。

「テキが食べたいのぅ」
テキというのはビーフステーキのことだ。
昔はビフテキと言っていた。
パパはそれをさらに短くテキと呼んでいたのだ。

魚釣りが趣味の85歳のパパだから、
焼き魚とか、煮物とかを想像していた。

「ビフテキかぁ、うふふふ」
ミーは意表を突かれて、笑いがこみ上げてきた。

パパは入院していた。しかも末期癌。
からだ中には特有の疼痛を抱え、
痛み止めも欠かせなかった。

根治することはもはや不可能で、
治療はもっぱら痛みをとることと、
延命を秤にかけるような綱渡り状態だった。

体力的にも
ある種の小康状態でいられる最後の段階だろうと言う。

主治医と相談して
思い切って自宅へみっか間の外泊を決めた。
その一日目に食べたいと言ったのがビフテキだった。

上等の牛肉を張り込んで2枚買ってきた。
満足そうに食べるパパの顔を見ていると、
思い切って帰ってよかったと心から思った。

そして、自宅療養最後の日…
パパが自宅で過ごす最後かもしれないという
厳しい現実には気づかぬふりをして、
ミーは尋ねた。

「今日は、何食べる?」
「お惣菜屋のコロッケがええのう。
アレならゴミも出んし、片付けもいらんしなぁ」

自宅で最後になるかもしれない食べる事に選んだのが、
お惣菜屋のコロッケ…

疼痛にいつ襲われるかわからないパパを
車で120分かけて
病院まで送り届けなければならないという大仕事を控えている
むすめを思うパパの選択だった。

パパは最期までミーを思い、気遣い、
パパとしてミーを甘やかしてくれるというのだった。

ミーはこみ上げてくる何かをこらえるのに
これほど苦労したことはなかった。




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